厚生労働大臣が女性を産む機械呼ばわりして、ニュースを賑わしていますが、実際4ヶ月児の母となって感じたかった事は、世の中の男性の出産育児に対する意識を変えなければ、日本の将来は変えられないと思った。
少子化の原因として女性の社会進出により、女性が結婚しない、または子供を産まないと言っていますが、男性の協力が得られないから、女性は子供を産まないのではないか。産むことは女性にとって体をはった大仕事ですが、その後の育児もまたまた大仕事である。最近では、核家族が進み、我が家のように、親戚などには頼れない、夫婦だけで取り組まなければならない。しかも、妻は今は専業主婦でも、夫は仕事や趣味やボランティア活動など大忙し。我が家だけでなく、小さいお子様を持ってらっしゃる多くの家族も同様であろう。ほとんど父不在。そう考えると、社会でもっと小さいお子様(2歳児以下)をもつ父親に対し、家族とともに過ごし、我が子の育児に携われるように考えなければならない。
イギリスのBBCの番組で母親はもちろん、父親とともに過ごす時間が、2歳以下の子であってもその人格形成に如何に影響しているか実験がされた。なので、あくまでも例ですが私は提案したい。仕事先では2歳児以下の父親を残業させない。職場の友人なども飲みに誘わない。など極端に思えますが、そういった社会の気配りもないと、男性が育児休暇を取れる環境にはいつになってもなりません。この意識改革を日本で行わないと、産むだけでも大変なのに、さらに育児も女性だけに負担になってしまい、少子化が改善されない結果になっているのだと思う。もっと世の男性が出産・育児への心遣いが増えれば、自然に、女性が産み、子供を育てやすい社会へと変わっていくのであろう。