世界に目を向けていれば、ローカルじゃなくてもいい

原文筆者のDerek Sivers氏は、起業家、プログラマー、ミュージシャン、音楽配信サービス「CD Baby」の創立者でもあります。世界に向けてサービスを展開するDerek Sivers氏は、自ら「出身地はない」と言うほど、世界を飛び回っています。そんな彼だからこそ話せる、グローバルな人間になるためのポイントを聞いてみましょう。

時間の使い方は人それぞれです。

ローカル志向の人(自分の土地に根付いてる人)は、社交的で顔を合わせた付き合いを大事にし、コミュニティの一部を形作ります。同時にそれは、世界に向けて何かを創造する時間を削っていることにもなります。一方で、グローバル志向な人は、世界へ届くものを創造することを大事にします。でも、自分がいる土地の人々と関わる時間は減ってしまいます。

どちらかが正しいわけではないけれど、どちらを選択しているかは意識を向けたいところです。私は、両方の時間の使い方を試してみて、その違いを感じ、自分なりの決断を下しました。私には「地元」や「ローカル志向」は不要だと考えたのです。

これまでの私の経歴を追いながら、その理由をお話します。