今日は、ドバイで建築家として活躍している丸山剛史さんのドキュメンタリーをみました。
1970年生まれ。東京都出身。
1996年、東京大学大学院建築学専攻を修了後、大手総合建設会社に10年間勤務。
しかし、日本国内の建設投資の縮小で自分のアイデアが実現できない日々が続く。
2006年、活躍の場を求め開発ラッシュが続くドバイに渡る。
日本人の建築家として初めてドバイで注目を集める設計事務所に採用され、現在はオフィスビルやホテルなどの建設に携わっている。
オーストリア・ウィーン地上800メートルを超えて建設が進む「高さ世界一」を目指す超高層ビル。海上に浮かぶ世界地図の形を模した人工島群。奇抜なデザインの建築物が立ち並ぶその光景と猛烈なペースで進む開発でドバイは世界を驚かせてきた。
今回のファーストジャパニーズはそんなドバイで活躍する建築家、丸山剛史(38)。王族からも表彰された地元の設計事務所で働く初めての日本人だ。
丸山は事務所で初となる高層ビルの建設プロジェクトを担当している。
事務所を訪ねた関口は、ビルの細部を綿密に設計していく丸山を見つめる。
そして、完成間近の建設現場にも同行。現地のスタッフとの視察、打合わせに密着した。世界的な不況の影響を受け、プロジェクトのいくつかは中断や延期が余儀なくされているという。3年前、不況の日本の建設業界を抜け出し、ドバイに渡った丸山。同じ状況に陥ったドバイで奮闘する彼の強さに、関口は徐々に魅了されていく。休日、2人はアラブ世界を満喫。砂漠の醍醐味に触れ、川辺で水たばこを片手に語り合う…。ゆっくりとした時間の中で、関口は丸山に自分の「夢」の話を持ちかける。それは関口の「旅の集大成」ともいうべき建物を造る事。
日本、そしてドバイの不況の中でも、それを受け入れ、前進しようとする丸山。
そんな彼の人生を自分の「夢の建物」に取り入れたいと考える関口。
「旅人」と「建築家」、それぞれが原点に立ち返ったとき、夢の輪郭が現れる。