はるか昔には、誰かが撮った写真を自分もほしいと思ったら「焼き増し」を頼むしかありませんでした。つまり、全く同じ写真を2枚現像してもらい、2枚目を分けてもらうという方法です。けれども今のデジタル社会では、あなたや友達、家族が撮った写真や、あなたが被写体になっている写真が、文字通りありとあらゆる場所に広まっていて、かえって整理がつきません。
そこで米Lifehackerでは、デジタルの世界でも「焼き増し」を行うと便利なのでは、と考えつきました。
できること
この記事では、あなたがFacebookやFlickr、Instagramなどにアップした写真を、自動的に「焼き増し」した形でDropboxにも保存していく方法を紹介します。同じように、Facebookでほかの人があなたにタグ付けした写真も、自動的にあなたのコンピューターにダウンロードされます。さらには、あなたがインターネット上(ウェブサイトであれ、そのほかの場所であれ)で目にした画像でさえ、マウスを1回クリックするだけで「焼き増し」フォルダに加えられるのです。
では設定の方法をご紹介しましょう。
必要なもの
この機能を実現するには、2つのベーシックなサービスを使います。1つはあなたが登録しているさまざまなアカウントをリンクさせるため、もう1つは写真を保存するために必要なサービスです。
「If This Then That(IFTTT)」:「If This Then That (IFTTT)」は、あるサービスからほかのサービスへと、情報を受け渡す機能を持っています。簡単に説明すると、あること(例えば、Instagramに写真を投稿した)が起きた時に、それをIFTTTに知らせると、このサービスが別のこと(例えば、この写真をDropbox内の「焼き増し」フォルダにコピーする)をやってくれるわけです。設定は数クリックで終わり、その後は、さまざまなサービスに投稿した写真が、自動的に特定のDropboxフォルダに送られます。
「Dropbox」:クラウドストレージサービスのDropboxは、すべての写真の保管場所です。設定後は、写真を撮るたびに、そのデジタル版焼き増しが、Dropboxに自動的に送られます。
必要なのはこの2つだけです。では写真の整理に取りかかりましょう。